鎮海(チンカイ、チンハイ)
鎮海(チンカイ、チンハイ)は『元史』によればケレイト部族の出身、ラシードの『集史』によればウイグル部族の出身とされている人物である。早くからチンギス・ハーンに侍従として仕えた。
モンゴル帝国建国時には書記官僚(ビチクチ)の筆頭となり、内政に腕をふるった。チンギス・ハーンが死ぬとオゴデイに仕えるようになるが、書記たちにより記されたあらゆる文書は、最後にチンカイがウイグル文を書き入れなければ効力を発しなかったとされ、彼の権威のほどがうかがい知れる。
最終的に彼は敵対勢力のトゥルイ家からモンケが大ハーンに即位したときに84歳にして謀反の疑いをかけられて処刑されている。