チンギス・ハーンと父親
チンギス・ハーンはモンゴル部族の首長の一人、キヤト氏族ボルジギン氏のイェスゲイ・バアトル(バアトルは勇者の意)の息子として生まれた。あるときイェスゲイはタタル部族と戦い、その首長テムジン・ウゲとコリ・ブカを捕虜としたが、この人物の名テムジンを自分の息子(後のチンギス・ハーン)の名として付けている。
その後イェスゲイは若くして急死している。一説にはタタル部族に毒殺されたとも言われているが、確たる証拠はないようだ。どちらにせよ幼くして父親を失ったテムジン(後のチンギス・ハーン)は生活基盤を失い多大の苦労を強いられながら成長していくのである。