チンギス・ハーンの母と弟たち
『元朝秘史』によるとイェスゲイ・バアトルは、あるときメルキトから女性を奪いこれを妻としたことが述べられている。その女性はコンギラト部族のホエルンといい、後にテムジン(チンギス・ハーン)の母親となる人物である。
イェスゲイが死んだとき長子テムジンにはジョチ・カサル、カチウン、テムゲ・オッチギンという3人の同母弟、テムルンという妹、さらには腹違いの弟たちもいたようである。テムジンは父の死後、これら母や幼い弟妹たちの面倒を見、父の残した民をまとめていかなければならなかったのである。